生物学・科学に関する雑感。

現在ウィスコンシン・マディソンに研究留学中


2008年03月19日

水生昆虫ファイル

水生昆虫ファイル〈1〉 (新書)
刈田 敏 (著)
新書: 127ページ
出版社: つり人社 (2002/02)
ISBN-10: 4885364841
ISBN-13: 978-4885364846 他




カゲロウ、カワゲラなど、河川の水生昆虫の写真図鑑。フライフィッシャーのために作られており、発生時期ごとに分冊にされています。しかし、幼虫と成虫の見事な生体写真が使われており、カゲロウ好きにはたまらない作りとなっております。しかし3冊とも買うと、意外に高い…。
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2008年03月18日

無脊椎動物のホルモン

無脊椎動物のホルモン (単行本)
日本比較内分泌学会 (編集)
単行本: 229ページ
出版社: 学会出版センター (1998/12)
ISBN-10: 4762229091
ISBN-13: 978-4762229091


たしかM1の頃に渋谷の大盛堂で購入した、ホルモンに関する総説集。当時は難しくて意味不明と思っていたけれど、その後どれだけお世話になったことか。
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2008年03月17日

集団の遺伝

集団の遺伝 (UPバイオロジー 19) (大型本)
大羽 滋 (著)
大型本: 164ページ
出版社: 東京大学出版会 (1977/04)
ISBN-10: 4130630695
ISBN-13: 978-4130630696


私がかつて卒研生として所属していた研究室の、先々代の(数え方によっては先々々代の?)先生が書かれた、集団遺伝の入門書です。ハーディー・ワインベルグの法則とか、遺伝的多型とは何か、といった、基礎的な内容。UP BIOLOGYには名著が多いですね。
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2008年03月16日

動物分類学入門

動物分類学入門 (UP バイオロジー) (単行本)
佐々治 寛之 (著)
単行本: 124ページ
出版社: 東京大学出版会 (1989/01)
ISBN-10: 4130631241
ISBN-13: 978-4130631242


引っ越しに向けて本の整理を始めたのですが、そんな時に限って、ついパラパラ読み返してしまったりします。

本書は、動物分類学の基礎を、非常に分かりやすくコンパクトに伝えてくれます。種の概念や進化過程の推定法、種分化、命名法などについて、軽く、しかし基礎はしっかり押さえて入門するのに適しています。良書です。
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2008年03月15日

個体発生は進化をくりかえすのか

個体発生は進化をくりかえすのか (新装版 岩波科学ライブラリー) (単行本(ソフトカバー))
倉谷 滋 (著)
単行本(ソフトカバー): 112ページ
出版社: 岩波書店 (2005/7/9)
ISBN-10: 4000074482
ISBN-13: 978-4000074483


めくるめく倉谷先生ワールドへの入門書のひとつ。ウミガメにまつわる、彼の若かりし頃のエピソードから、一気にストーリーに引き込まれます。内容は分かりやすいけれどエヴォデヴォの重要なエッセンスがしっかり含まれていて、例えば「ファイロタイプ」という概念を初めて知り、理解するためには、本書は最適なのではないでしょうか。
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2008年03月14日

昆虫発生学入門

昆虫発生学入門 (UP バイオロジー) (単行本)
安藤 裕 (著)
単行本: 144ページ
出版社: 東京大学出版会 (1991/06)
ISBN-10: 4130631381
ISBN-13: 978-4130631389


こちらは、同シリーズの「昆虫の発生生物学」がショウジョウバエのみを扱っているのとは対照的に、昆虫全般に通用するよう一般化した胚発生の総論と、トビムシ、シミ(ここではイシノミも含む)、ハサミムシ、トビケラ、に関する各論から成ります。私は大学院生になりたてのころに本書を初めて読み、様々な昆虫の胚発生期にみられる「側脚」の話に魅了された覚えがあります。また、トビムシやイシノミが全割をすること、ネジレバネやコバチの一部に多胚発生をするものがいることなども、本書を通じて初めて知りました。いま読み返しても十分にエキサイティングです。やはりショウジョウバエだけ見ているよりイメージが膨らみます。
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2008年03月13日

昆虫の発生生物学

昆虫の発生生物学
岡田 益吉 (著)
-: 140ページ
出版社: 東京大学出版会 (1988/01)
言語 日本語
ISBN-10: 4130631187
ISBN-13: 978-4130631181


ほぼショウジョウバエについてのみ、胚発生の概略が解説されています。1988年刊行なので、分子遺伝的な内容はあまり扱われていませんが、当時における最新の知見(今からみれば古典ですが)、たとえば器官のfate map、卵の極性の決定、Hox遺伝子群などについて、わかりやすく書かれています。UP BIOLOGYはもう増刷していないので、新品を入手するのは困難かもしれません。しかし古書の流通量は少なくないと思われます。
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2008年03月10日

古生物の形態と解析

古生物の形態と解析 (単行本)
棚部 一成 (編集), 森 啓 (編集)
単行本: 220ページ
出版社: 朝倉書店 (1999/12)
ISBN-10: 4254166427
ISBN-13: 978-4254166422



古生物の教科書ですが、実はエヴォデヴォの教科書としても有用かと。特に第1章、相同性とは何か、第2章、形態進化の発生的側面、第3章、形態測定学、は、自分にとって本当に重要です。ちょっと高いので買わずにいたのですが、先日手ごろな値段で入手。スキャンしてアメリカに持っていきます。
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2008年03月09日

アメリカ50州を読む地図

アメリカ50州を読む地図 (新潮文庫) (文庫)
浅井 信雄 (著)
文庫: 327ページ
出版社: 新潮社 (1998/04)
ISBN-10: 4101160228
ISBN-13: 978-4101160221



アメリカ各州を概説してくれる読み物で、ちょっとマイナーと思われる州についてもしっかり書かれているのが良いですね。もと新聞記者らしく、州の政治的な背景、産業の特徴などを中心に淡々とつづっています。
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2008年02月19日

動物系統分類学7(下A)

動物系統分類学 7(下A) (単行本)
内田 亨 (監修)
単行本: 414ページ
出版社: 中山書店 (1970/12)
ISBN-10: 4521071449
ISBN-13: 978-4521071442
発売日: 1970/12



かなり昔の本ですが、ヨゴレ品が非常〜に安く売られていたので迷わず購入。内容は、すばらしいの一言。特にこの巻には昆虫の生態と発生の概説が含まれていて、引用も豊富。内容が古いことに気をつけてさえいれば、まだかなり使えると思われます。

大学の図書館であればどこにでも置いてあるとは思いますが、昆虫編の3冊(つまり7(下A)、7(下B)、7(下C))は何とか入手し、手元に置きたいと思っています。(ただ、古書でも美品はかなり価格がつりあがっている模様。Amazonで検索すると、どうも2005年発売の再版があるようなので、そちらを新品で買ったほうが得策かも?)
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2008年01月23日

養老孟司のデジタル昆虫図鑑

養老孟司のデジタル昆虫図鑑 (単行本)
養老 孟司 (著)
単行本: 133ページ
出版社: 日経BP社 (2006/7/6)
ISBN-10: 4822245276
ISBN-13: 978-4822245276



エプソンの雑誌広告をまとめて本にしたものらしい。要はスキャナーで昆虫標本を取り込めば、面倒な写真撮影なしで高画質な像を得ることができますよ、というもの。この内容自体はどこかで聞いたことがあり、研究室のスキャナーで試してみたけれど、ガラス面から遠い部分がぼけてしまってうまくいきませんでした。どうやら、スキャナーにも機種によって被写界深度の違いがあるらしい。光学的な原理はカメラとあまり違わないようなので、内部のレンズによって色々違いがあるんでしょう。

追記(1/24):深度の違いはイメージセンサの方式によるようで、CCDだと深度が深く、CISだと浅い、という特性があるそうです。私が試した機種はCISでした。薄型でとても便利なのですが、昆虫標本のスキャンには向かないようです。橘さん、ご指摘ありがとうございました。

wikipedia (イメージスキャナ)
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2008年01月19日

虫をめぐるデジタルな冒険

虫をめぐるデジタルな冒険 (単行本)
小桧山 賢二 (著)
単行本: 182ページ
出版社: 岩波書店 (2005/02)
ISBN-10: 4000060473
ISBN-13: 978-4000060479



小さいものを撮影すると、どうしても被写界深度が浅くなるという問題。一匹の虫を様々なピントで撮影して、ピントの合ったところを取り出して合成。それをものすごい精度で行なうことで、いままでにない画像をつくることに成功しています。
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2008年01月16日

カカトアルキのなぞ

カカトアルキのなぞ―世紀の発見88年ぶりの新昆虫 (ドキュメント地球のなかまたち) (大型本)
東城 幸治 (著) , 町田龍一郎 (監修)
大型本: 30ページ
出版社: 新日本出版社 (2007/11)
ISBN-10: 4406050795
ISBN-13: 978-4406050791



これはすごい。一応、表面上は子供向けの本ですが、実際は現在のところ最も詳しい(というか唯一の)カカトアルキに関する本ではないでしょうか。ページ数は少ないけれど、カカトアルキの生活史がよくわかります。

カカトアルキ(マントファスマともいう)は Klass et al. (2002), Science によって新しい「目」の昆虫として扱うことが提唱され、当時は新聞報道などもされていました。ここ数年でだいぶ研究が進んだようですね。もう少し専門的な内容は、「生物科学」に特集号があったはずです。
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2007年12月21日

アリになったカメラマン

アリになったカメラマン 昆虫写真家・栗林慧 (単行本)
栗林 慧
単行本: 173ページ
出版社: 講談社 (2002/03)
ISBN-10: 4062109441
ISBN-13: 978-4062109444



子供向けに書かれた本ながら、カメラの基本的な構造から、高速度撮影、超被写界深度撮影の原理と開発の経緯まで解説されています。技術的な限界に挑み続けて来たからこそ、革新的な画が撮れるんですね。
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2007年12月17日

東京ゲノム・ベイ計画

東京ゲノム・ベイ計画―日本に託された人類の未来 (講談社+アルファ新書)
単行本: 220ページ
出版社: 講談社 (2002/02)
ISBN-10: 406272118X
ISBN-13: 978-4062721189



変化の早いこの分野としては、内容が少々古くなってしまっているかもしれませんが、それでも切り口が面白くて楽しめました。東京湾をカリフォルニア湾やシリコンバレーに例え、ゲノム関連大学・企業が連携することで新しい産業の方向性を作っていこう、という勇ましい話。ゲノム解析を元にした創薬の話題、様々な関連組織、その財政的裏付けなど、他ではあまり読めないネタ多し。日経新聞的なノリです。

帯にある、『人類繁栄への「約束の地」は東京湾』というのは、ちと言いすぎ。
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2007年12月13日

改訂第2版 バイオデータベースとウェブツールの手とり足とり活用

改訂第2版 バイオデータベースとウェブツールの手とり足とり活用法 ― 遺伝子の配列・機能解析、タンパク質解析、プロテオミクス、文献検索、検索エンジン…etc.真に役立つサイトを使い倒す! (大型本)
中村 保一, 石川 淳, 礒合 敦, 平川 美夏, 坊農 秀雅 (編集)
大型本: 254ページ
出版社: 羊土社 (2007/10)
言語 日本語
ISBN-10: 4758108110
ISBN-13: 978-4758108119



これは便利。大学生協にて購入しました。紹介されているwebサイトは、Googleに始まり、NCBI-BLAST、UCSC Genome Browser、Ensembl、GO、ExPASyなど多数。それらの使い方や持ち味、ちょっとした裏技などが載っています。こういうサイトの使い方って、誰も教えてくれないし、新しいサイトは存在自体を知らなかったりするので、まとめて解説してもらえると本当に有り難いです。

本書は現在第2版ですが、第1版は6刷まで行ったようだし、今後もおそらく数年ごとに改訂されることでしょう。そのたびにチェックすれば一応は新しめのWebツールを把握できるのではないでしょうか。難を言えば定価が高めなこと (まぁでも文句なしに"買い"なんですけど)。羊土社は痒いところに手が届く便利な書籍を出してきますが、いつもちょっと高い気がします。
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2007年12月12日

動物の系統と個体発生

動物の系統と個体発生 (UP バイオロジー)
団 まりな (著)
-: 137ページ
出版社: 東京大学出版会 (1987/09)
言語 日本語
ISBN-10: 4130631152
ISBN-13: 978-4130631150



やはり団まりな先生といえばコレ。主に後生動物の体制と発生様式の特徴を概観した名著。平易に書かれているけれど、読むたびに発見があります。まぁ、つまり一度読んだだけでは内容を覚えきれないということなのですが。

動物の初期発生はどうしてこんなに多様なんでしょう?団先生の言うところの“悲しき王者、節足動物”の発生は、他の動物と比べてみると、ルール無視の無茶苦茶な代物。ところで、本書で取り上げられている後生動物の系統関係は、必ずしも新しくないので要注意です。(特に上皮性体腔や体節制の解釈が大きく変わっていると思います。)
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2007年12月11日

生物のからだはどう複雑化したか

生物のからだはどう複雑化したか (ゲノムから進化を考える (3)) (単行本(ソフトカバー))
団 まりな (著)
単行本(ソフトカバー): 137ページ
出版社: 岩波書店 (1997/12)
ISBN-10: 4000066285
ISBN-13: 978-4000066280



生物の体制の複雑さを階層的にとらえ、簡単なものから複雑なものへと、その成立の裏付けとなる要因を解説したもの。だいたい前半が原核細胞から真核のディプロイド細胞くらいまで、後半が多細胞の成立から上皮制体腔の出現、といった内容になっています。モレキュラーな話はほぼ無しです。このシリーズ全体に言えることですが、内容は平易で読みやすくなっています。

しかし、こういう次元で進化を考えると、普段扱っている昆虫の系統間の違いなんて、ものすごく些細なものに思えてくるのです。
posted by シロハラクイナ at 23:30| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月07日

デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真

デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真 -wild insects- (大型本)
海野 和男 (著)
大型本: 144ページ
出版社: ソフトバンククリエイティブ (2006/8/4)
ISBN-10: 4797336927
ISBN-13: 978-4797336924



すばらしい昆虫写真。そして、すべての写真に、撮影機材と露出などの条件が記載されています。巻末の撮影のコツの部分も有用。しかし、糸井重里との対談は無用かと…。
posted by シロハラクイナ at 23:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月02日

すごい虫のゆかいな戦略

すごい虫のゆかいな戦略―サバイバルをかけた虫の生きざま (ブルーバックス) (単行本)
安富 和男 (著)
単行本: 170ページ
出版社: 講談社 (1998/06)
ISBN-10: 4062572192
ISBN-13: 978-4062572194


蒲田のブックオフで購入。昆虫についての小ネタが満載。ちょっと構成がゆるいし、良くわからない擬人的な表現が出てきたりします。しかし、チビナガヒラタムシの発生様式など、他であまり見かけないトピックもあり楽しめました。
posted by シロハラクイナ at 20:02| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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