生物学・科学に関する雑感。

書籍の紹介が中心です


2008年05月15日

Drosophila: A Laboratory Handbook

Drosophila: A Laboratory Handbook (ハードカバー)
M. Ashburner (著), Kent G. Golic (著), R. Scott Hawley (著)
ハードカバー: 1409ページ
出版社: Cold Spring Harbor Laboratory Pr; 2版 (2005/1/30)
言語 英語
ISBN-10: 0879697067
ISBN-13: 978-0879697068


ショウジョウバエ研究者のバイブルといえば、これ(らしい)。第2版が出たのは意外に最近で、2005年です。したがって、比較的新しい技術もしっかり取り入れています。

例えば、かつてハエではジーンターゲティングがやりにくいと言われていたけれど、いやいやどうして、いまや沢山の方法が開発され、やりたい放題ですな。RNAiについても、いちおう複数の方法が解説してあります。もちろん古典的な手法や基礎の部分もしっかり解説してある。ストックの扱いから、各染色体の特性、突然変異の入れ方、マッピング、モザイク、melanogaster以外のハエについてなども網羅しております。

自分にとって重要なのは、様々なトランスポゾンの特性と効率について解説してあるページ。他にも、実験の基礎となるような、条件を振ったデータが数多く掲載されています。

ハエ屋さんは既に何度も読み込んでいることと思いますが、別の昆虫を扱っているけれどハエの文献をよく読む人にこそ、お勧めかもしれません。


posted by シロハラクイナ at 14:55| シカゴ ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍(洋書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この本,ね...
S研で見たときに,「スゲえ本があるもんだな.いいなーハエは」と思ったものでした.

ラボに1冊あったら便利かもね.他の虫にも応用できる技術もあるかも知れないですし.
Posted by polyphenism at 2008年05月16日 11:09
確かにnotハエ屋からすると、衝撃を受けるしろものですよね。。

お値段は、古本でもそんなに安くないようです。新品にする場合、送料を加味しても、日本のアマゾンよりもAmazon.comで買ったほうが安いかもしれません。たぶん一番役に立つのは、論文ゼミでハエの論文を紹介するときではないでしょうか?だいたいマテメソ見ても良くわからないし。。。
Posted by シロハラクイナ at 2008年05月16日 14:32
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