生物学・科学に関する雑感。

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2007年04月15日

DNAに魂はあるか 驚異の仮説

DNAに魂はあるか―驚異の仮説 (単行本)
フランシス クリック (著),中原 英臣 (翻訳)
単行本: 374ページ
出版社: 講談社 (1995/12)
ISBN-10: 4061542141
ISBN-13: 978-4061542143


クリックによる脳科学の入門書。原題は"The Astonishing Hypothesis"です。訳本のタイトルはどうしちゃったのかと思いますが、おそらくクリックと言えばDNA、という知名度を生かして部数を出そうと狙った結果かと。このタイトルでは一瞬キワモノ本かと思ってしまいますが、どっこい、内容は非常に真っ当です。

(なお、何が驚異かといえば「あなた ―つまりあなたの喜怒哀楽や記憶や希望、自己意識と自由意思など― が無数の神経の集まりと、それに関連する分子の働き以上の何ものでもないという仮説である。」とのこと。これはもしかしたら読者の文化的・宗教的バックグラウンドによるのかもしれませんが、私はこれは当たり前で、とくに驚異とは思いません。問題はもっと先、どのようなメカニズムでそのようになっているか、にあると思います。)

論旨がわかりやすく、脳科学の概略を知るにはとても良いです。専門的にどのように評価されているかはわかりませんが、おすすめ。
posted by シロハラクイナ at 14:37| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(翻訳もの) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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