生物学・科学に関する雑感。

書籍の紹介が中心です


2006年07月06日

[洋書] Field Guide to North American Insects and Spiders

National Audubon Society Field Guide to North American Insects and Spiders (Audubon Society Field Guide)
Lorus Milne (著), Margery Lorus (著)
言語:英語
ペーパーバック: 992 p ; サイズ(cm):
出版社: Alfred a Knopf ; ISBN: 0394507630 ; (1980/11)


先日バーンズ&ノーブルで購入した北米の昆虫図鑑です。というかフィールドガイド。よく考えてみると、英語には「図鑑」に相当する単語がありませんよね?

日本ではフィールドガイドは文字通り持ち歩き用で、それよりも充実していて分厚く家や図書館に置いておくものが図鑑、という区別があると思うのですが、それは我が国が図鑑大国であるからです。私は子供の頃から家でずーっと図鑑を眺めて過ごすのが好きという奇妙な子供だったのですが、生物研究者にはそういう幼少期を送った人も少なくないはずです。一般に図鑑好きの裾野が広く、部数が出るほど低価格に設定できるという好循環。書店にはいつも新しい図鑑が平積みという(図鑑好きにとっては)夢の国であるわけです。

で、アメリカはどうかというと、鳥のフィールドガイドはたくさん出ていて高品質ですが、昆虫に関してはぜんぜんダメですね。本書はシリーズ物の図鑑の昆虫編で、類書と比べるといいほうで値段も安いですが、写真のページに学名がない、分類は形ごと(いも虫型、ゲンゴロウ型など)になっているなど、私には使いにくいです。写真はわりと質の高い生態写真で、その点はGood。図鑑は現物を見てから買いたいので、アメリカで探すのを楽しみにしていたのですが、うーむ。

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posted by シロハラクイナ at 02:21| ニューヨーク ☁| Comment(8) | TrackBack(1) | 書籍(洋書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。

日本って図鑑大国だったんですね。

僕はまさにシロハラクイナさんがおっしゃってるような子供でした。
祖父の家には祖父の持っていたさまざまな図鑑があって、祖父の家に行くたびに書斎に忍び込んでは図鑑を部屋いっぱいに広げて眺めていましたね〜。
今はその図鑑も僕の手元にあります。

思えばあの経験が学問的な嗜好にも影響してるのかもしれませんね。
あの時、書斎で見ていたのは、古代文明にについての図鑑、戦国大名の図鑑(事典?)、天文図鑑、野鳥図鑑、昆虫図鑑でしたから。

好きなものばっかですw
Posted by la4us at 2006年07月07日 19:05
なぜその中から「昆虫図鑑」を生涯の友として選ばれたのですか(笑)。もしかして何かが少し違っていたら考古学者になっていたのかもしれないですね。

日本は一般人の教養レベルが高く、好奇心がアカデミックな方面に向いているように感じます。また、自然に対する視線がやさしいというか、好意的ですよね。
Posted by シロハラクイナ at 2006年07月08日 00:20
なんででしょうね(汗)
そのへんは我が事ながら、全くの謎です。
もし、大学選択の時に私立を選んでいたら、考古学をしていたかもしれません(苦笑)

日本って一般人の教養が高い…んですか?
あまり日本人をしていると実感はないのですが…。
でも、自然を愛でる心が強いのは僕もそう思います。
やはりそこには『八百万の神』という考え方が大きく影響しているのかな〜と思います。
Posted by la4us at 2006年07月09日 10:31
そうですね。なんといっても日本人の考え方は東洋のミステリーですから。いま滞在している家の家主の本棚には「禅」とか「枯山水」の本があって、そっち方面(精神世界??)では日本人は尊敬の対象になってるみたいですよ。
Posted by シロハラクイナ at 2006年07月10日 05:25
へ〜。
禅に興味持ってるアメリカ人…。俺はその方を尊敬しますよ。
やっぱ日本人って独特の考え方を持ってますよね。というか感覚が独特なんでしょうか?
色の名前の多さとか。空に名前付けるのも独特ですよね。
時々、日本人(東洋人?)と西洋人では、同じ世界の見え方が違っているんじゃないかな〜って思います。
多分、同じ事象を見てるにも関わらず、お互いの目には違うように映るのでは?と思ったりもします。
非科学的な心象論の話ですけど汗
Posted by la4us at 2006年07月10日 23:36
うーん、研究者として振舞うかぎり、日本人もアメリカ人も同じ現象をみてほぼ同じリアクションを示しますよね。それが科学なんでしょうけど。

それでもなお滲み出てしまう微妙な感覚の違いが、研究者としての自分の個性になるといいんですけどね。
Posted by シロハラクイナ at 2006年07月11日 01:13
そうですね。
サッカーでもそうですけど、欧米のマネしてもそれは日本人には出来ないコトとかもあるでしょうし。
逆に日本人にしか出来ないコト(考え方)を研究者としての個性に結びつけられたら最高ですね。
俺みたいな駆け出しは、まずは基礎固めが先決ですが…w
Posted by la4us at 2006年07月11日 08:42
細かい手作業は日本人の得意とするところですよね。例えば、アリのマーキングとか…。がんばっていきましょう。
Posted by シロハラクイナ at 2006年07月12日 10:15
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