生物学・科学に関する雑感。

現在ウィスコンシン・マディソンに研究留学中


2009年08月06日

カンディード


カンディード 他五篇 (岩波文庫)

カンディード 他五篇 (岩波文庫)

  • 作者: ヴォルテール
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 文庫




進化生物学者にとってはちょっと重要な作品。社会生物学論争における「パングロス主義」は、この作品の登場人物、パングロス博士にちなんでいるそうです。

「この世のすべては最善」というのが、パングロス博士の主張です。生物の形質を論じる際に、無条件に、それが最適デザインであると思いこんでしまう事に対する警鐘として、「パングロス主義」なるレッテルが作られたのだと思います(グールドのスパンドレル論文を参照のこと)。

ちなみに、うちのボスが求める理想のポスドク像は、この作品の主人公「カンディード」なのだとか。かつてNature誌のインタビューでそう答えていました(pdfにリンク)。無邪気で勇敢(そして少しアホ)なのが理想のようです…。
posted by シロハラクイナ at 08:48| シカゴ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(文芸・人文社会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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