生物学・科学に関する雑感。

現在ウィスコンシン・マディソンに研究留学中


2009年05月20日

盲目の時計職人

盲目の時計職人 (単行本)
リチャード・ドーキンス (著), 日高 敏隆 (監修)
単行本: 529ページ
出版社: 早川書房 (2004/3/24)
ISBN-10: 4152085576
ISBN-13: 978-4152085573



ドーキンスの代表作の一つであるし、良く売れている本なのだと思います。ダーウィニズム擁護のために書かれているということで、内容的には、これといって引っかかるところもないのですが、相変わらず回りくどいというか、論理展開が細かいので、読んでいて疲れます。それでも確かに勉強になるから読むわけですが。やはり個々の事象なり、学問のトレンドについて深く考えて書かれているようで、基本的な概念について改めて考えるきっかけになるセンテンスに満ちています。

特に分類と分子系統について、また適応進化と分子進化の中立説の関係などへのコメントは、独断的でありながら的を射ていて面白かったのですが、原著が1986年に書かれたことを思うと、これらの分野の勃興期にすでに今日とかわらない結論めいたところに到達しているのに感心しました。
posted by シロハラクイナ at 15:12| シカゴ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(翻訳もの) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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