生物学・科学に関する雑感。

現在ウィスコンシン・マディソンに研究留学中


2009年01月18日

視覚の心理物理学

視覚の心理物理学 (最新応用物理学シリーズ (3))
池田 光男 (著)
-: 248ページ
出版社: 森北出版 (1995/06)
ISBN-10: 4627840306
ISBN-13: 978-4627840300



最新応用物理学シリーズと銘打ってありますが、実は30年以上前に書かれた教科書です。第1版第1刷は1975年。視覚の特性について、その発見の経緯と、オリジナルの実験を提示しつつ解説しているのがとても良いです。例えば、暗順応のおこる仕組みであるとか、眼球運動の測定法であるとか。ヒトを使った実験をベースに、あとはどうしても倫理的にヒトではできないようなことを、サルやラットの知見で補うことができるので、この分野の知見は哺乳類が圧倒的に充実しているようですね。(少なくとも30年前は。今もたぶん同じ?)側抑制という現象のところに、ちょっとだけカブトガニが出てくるのがほほえましい。確かにカブトガニの複眼は大きいので、視神経ごとのパルスを拾うには良さそうです。

なお、この著者は「どうして色は見えるのか」も書かれています。
posted by シロハラクイナ at 11:55| シカゴ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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