生物学・科学に関する雑感。

現在ウィスコンシン・マディソンに研究留学中


2009年01月12日

動物の体色

動物の体色 (UPバイオロジー 52)
日高 敏隆 (著)
-: 120ページ
出版社: 東京大学出版会 (1983/01)
ISBN-10: 4130631020
ISBN-13: 978-4130631020



動物の体色をどう解釈するか、隠蔽や警告など、さまざまな実例を挙げて紹介している、この分野では貴重な入門書だと思われます。アゲハの蛹の色がどのように決定されているか、という話は面白いですし、他にも興味深い現象の実例が多いです。

しかし出版から20年以上経過していますし、読みやすさを意識するあまりか、細部の扱いが甘いように感じました。これはUPバイオロジーというシリーズが、わかりやすさと専門性のバランスをどのように取っていたかという問題でもあると思うのですが、もう少し、個々の現象と、観察者の作業仮説についてシビアな解釈をしてもいいのではという点が多いです。その点では、(書かれた年代が違うので比較はフェアではありませんが、)データの解釈についてシビアである「Avoiding Attack」とは好対照でしょう。
posted by シロハラクイナ at 02:00| シカゴ 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 書籍(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ拝見させて頂きました!
またお邪魔させて頂きま〜す!!
Posted by 近藤 功 at 2009年01月13日 21:06
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